インストール環境

PostgreSQLの利用には次の環境が必要です

メモリ   :8GB以上(アクセス数により追加が必要)

その他   :Webサーバと接続できる環境

Webサーバを同一サーバに置いての動作も可能です。セキュリティ、応答速度を考慮した場合には、別サーバでの運用も可能です。

 

以下作業は、サーバへ管理者権限(Administrator)でログインして行ってください

サービスの設定

  1. [スタート]-[Windows管理ツール]-[サービス]をクリックします。
  2. [Secondary Logon]をダブルクリックします。
  3. [全般]タブ-[スタートアップの種類]を[自動]を選択、[サービスの状態]を[開始]をクリックして[OK]をクリックします。

PostgreSQL12インストール

  1. BizMagicインストールプログラム内
    Windows\setup\postgresql-12.xx-xx-windows-x64.exe をダブルクリックします。
    (xx=バージョン番号)
  2. [Next>]をクリックします。
  3. インストール先フォルダを指定して、[Next>]をクリックします。
    例:C:\BizMagic\PostgreSQL12
  4. [Stack Builder]のチェックを外して[Next]をクリックします。
  5. データ格納フォルダを指定して[Next>]をクリックします。
    例:C:\BizMagic\PostgreSQL12¥data
  6. データベース管理者のパスワードを入力して[Next>]をクリックします。
  7. ポート番号を入力して[Next>]をクリックします。
    (デフォルト値「5432」が入力されています。お使いの環境により適宜変更ください。)
  8. [C]を選択して[Next>]をクリックします。
  9. [Next>]をクリックします。
  10. [Next>]をクリックしインストール開始します。
  11. [Finish]をクリックします。

 

 

pgAdmin4の起動準備

pgAdmin4を起動してBizMagicで使用するデータベースを作成します。

pgAdmin4はブラウザで起動しますが、Windows ServerにインストールされているInternet Explorer 11ではpgAdmin4を開くことができません。

pgAdmin4の起動には Google Chrome、もしくはFirefoxが必要になります。

もし、サーバにGoogle Chrome、もしくはFirefoxがインストールされていない場合は、ダウンロードの上インストールを行ってください。

■NOTE
[Internet Explorer 11のセキュリティ強化構成]が有効で、上記ブラウザをダウンロードできない場合はInternet Explorer 11のセキュリティ強化構成を無効にした上で、インストールを実行してください。
詳細手順は下記をご覧ください。

■Windows Serverブラウザインストール手順

① Internet Explorer 11のセキュリティ強化構成の無効化

  1. [スタート]-[サーバーマネージャー]をクリックし[ローカルサーバー]をクリックします。
  2. [プロパティ]-[IE セキュリティ強化の構成]の[有効]をクリックします。
  3. [Administratorグループ(A):]-[オフ]をクリックして[OK]をクリックします。

② Google Chrome、もしくはFirefoxのダウンロードとインストール

③インストールしたブラウザを規定のアプリに設定

  1. [スタート]-[Windowsシステムツール]-[規定のプログラム]または、[スタート]-[設定]-[アプリ]-[規定のアプリ]
  2. WebブラウザをInternet Explorerからインストールしたブラウザへ変更

データベースの作成

  1. [スタート]-[PostgreSQL12]-[pgAdmin4]をクリックします。pgAdmin4が起動します。

    ■POINT
    以下のダイアログが表示された場合は、インストールされたブラウザを選択して、[常にこのアプリを使う]をチェックして[OK]をクリックしてください。
  2. 初回起動時に、このpgAdmin4任意のマスターパスワードを入力します。([PostgreSQL12インストール]の6で入力した「データベース管理者のパスワード」の入力をお勧めします。)
    次回以降の起動時は、このパスワードでpgAdmin4を開きます。
  3. [Server]またはもしくは[PostgreSQL12]をダブルクリックします。
    PostgerSQL12管理者パスワードの入力を求められますので、[PostgreSQL12インストール]の6で設定した「データベース管理者のパスワード」を入力して(次回以降パスワード入力を省略したい場合は、[Save Password]をチェック)OKボタンをクリックします。
  4. [Login/Group Roles]を右クリックして[Create > Login/Group Roles]をクリックします。
  5. [General]タブ-[Name]に インストール前に決定する事項 で設定した[データベースユーザ名]を入力します。
  6. [Definition]タブ-[Password]に インストール前に決定する事項 で設定した[データベースパスワード]を入力します。
  7. [Privileges]タブ-[Can Create Database]、[Can login]を[Yes]へ変更して[Save]をクリックします。
  8. データベースユーザが作成されました。
    続いてデータベースを作成します。[Database]を右クリックして[Create > Database]をクリックします。
  9. [General]タブ-[Database]欄を入力、[Owner]欄を選択します。

    項目名 内容
    名前 インストール前に決定する事項 で設定した[データベース名]を入力
    オーナー インストール前に決定する事項 で設定した[データベースユーザ名]を選択
  10. [Definition]タブ-[Encoding]、[Template]を選択して[Save]をクリックします。

    項目名 内容
    Encoding [EUC_JP]を選択
    Template [Template0]を選択
  11. データベースが作成されました。[×]をクリックしてpgAdmin4を終了します。

    ■POINT
    以下のようなダイアログが表示された場合は、[このページを離れる]をクリックして終了させてください。
  12. 作成したデータベースの接続確認をします。
    [スタート]-[PostgreSQL12]-[SQL Shell(psql)]をクリックします。
  13. 各値を入力して[Enter]を押下します。

    項目名 内容
    Server [localhost]等
    Database インストール前に決定する事項 で設定したデータベーススキーマ名
    Port インストール前に決定する事項 で設定したデータベースポート番号
    Usename インストール前に決定する事項 で設定したデータベースユーザ名
    Client Encoding EUC_JP
    パスワード インストール前に決定する事項で設定したデータベースユーザパスワード

    [Server]、[Port]は[***]の中が一致している場合[Enter]押下して進めます。

  14. [データベーススキーマ名]=> の表示を確認して、[SQL Shell(psql)]を終了します。

PostgreSQLパスワードファイルの設定

BizMagic簡易バックアップでpostgresユーザーのパスワード入力を省略するために、パスワードファイルを設定します。

  1. エクスプローラーを起動します。
  2. アドレスバーへ[%APPDATA%]と入力します。
  3. [postgresql]フォルダをクリックします。なければフォルダを新規に作成します。
  4. フォルダ内でファイル名[conf]を新規で作成し、メモ帳などで開き下記のように設定行を追加してください。サーバー名:ポート番号: データべ―ス名:データベースユーザ名:ユーザパスワード■設定例
    Localhost:5432:run:run:runrun

データベースオプションの設定

    1. PostgreSQL12のインストールの5で指定したデータ格納フォルダ内にある[postgresql.conf]ファイルをメモ帳などテキスト形式で開きます。
    2. 下記の通り編集してください。
      ■編集箇所1

      shared_buffers = 128MB                  # min 128kB

      下記を目安にサイズを変更してください。

      Web,DBサーバが同一の場合 ([実メモリ] - [Tomcatで割り当てるメモリ(デフォルトは1024M)]) * [0.2]

      例)(4096M(4G) - 1024M(1G)) * 0.2 = 614M

      Web,DBサーバの2台構成の場合 DBサーバ実メモリ * 0.2

      例)4096M(4G) * 0.2 = 819M

      ■編集箇所2

      #autovacuum = on # Enable autovacuum subprocess? 'on'

      [#autovacuum = on]の[#]を削除します。

    3. 保存して終了します。
    4. WindowsまたはPostgreSQLの再起動
      編集したデータベースオプションを反映させるために、PostgreSQLの再起動が必要になります。
      Windowsの再起動によってPostgreSQLも再起動されますが、PostgreSQLのみ再起動を行う場合は、[スタート] - [Windows管理ツール] - [サービス]を起動して、[postgresql-x64-12]サービスの停止、開始を行ってください。

データベースアクセス許可設定

DBサーバとWebサーバを分ける場合や、他PCからデータベースに接続を許可する場合など、必要に応じてアクセス許可設定をします。

  1. PostgreSQL12のインストールの5で指定したデータ格納フォルダ内にある[conf]ファイルをメモ帳などテキスト形式で開きます。
  2. [conf]最終行に値を追加します。
    例)192.168.1.*のIPアドレスからの接続を許可する場合、下記のように設定します。

    ■NOTE
    [METHOD]に[md5]や[passowrd]を設定した場合、接続の際にパスワード入力が必要となります。
    セキュリティ上安全性が保持できる環境であれば[trust]でも問題ありません。
  3. [conf]ファイルを保存して終了します。
  4. [スタート]-[PostgreSQL12]-[Reload configuration]をクリックします。
  5. 下記の様に表示されていることを確認して終了します。

PostgreSQL自動起動設定

  1. [スタート]-[Windows管理ツール]-[サービス]をクリックします。
  2. [postgresql-x64-12]をダブルクリックします。
  3. [スタートアップの種類]が[自動]、[サービスの状態]が[実行中]になっていることを確認してください。
    *[スタートアップの種類]が[自動]以外の場合は[自動]に変更し、[サービスの状態]が[停止]の場合は[開始]をクリックして[OK]をクリックしてください。
    *[自動]の場合、サーバ再起動した際にPostgreSQLが自動起動されます。

データベースサーバのファイアウォール設定

本設定は、Webサーバとデータベースサーバの2台構成の場合のものですWebサーバとデータベースサーバが同一筐体にある場合はこの設定は必要ありませんので、3 WEBサーバのインストールへ進んでください。

Webサーバとデータベースサーバの2台構成の場合は、Webサーバからネットワーク越しにデータベースサーバが接続できるように設定する必要があります。既に2台のネットワークが設定されている状態で、ファイアウォールの設定を行います。

ICMPv4の設定

インストール時にデータベースサーバの接続を確認するため、ICMPv4を許可する必要があります。

  1. ファイアウォールの設定は、サーバーマネージャーから[セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール]を起動します。
  2. [カスタム]を選択して、[次へ]を実行します。
  3. [すべてのプログラム]を選択して、[次へ]を実行します。
  4. [プロトコルの種類]に[ICMPv4]を選択して、[次へ]を実行します。
  5. ローカルIPアドレスとリモートIPアドレスを[任意のIPアドレス]を選択して、[次へ]を実行します。(この設定についてご理解できる方は、適宜変更してください)
  1. [接続を許可する]を選択して、[次へ]を実行します。
  2. 設定に名前を入力して、完了してください。

PostgreSQL用ファイアウォール設定

  1. [ポート]を選択して、[次へ]を実行します。
  2. [TCP]を選択し [特定のローカルポート]のPostgreSQLのポート番号を入力して、[次へ]を実行します。
  3. [接続を許可する]を選択して、[次へ]を実行します。
  4. バブリック以外をチェックして、[次へ]を実行します。

(この設定についてご理解できる方は、適宜変更してください)

  1. [名前]を入力して、完了してください。

 

3.Java8のインストールへ進む

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